スタッフブログ

2013.07.26更新

こんにちは。 スズキ歯科の鈴木 真利子です。

記念すべき最初のブログは何を書こうか、散々迷いましたが
むし歯はなってしまったら自然治癒するものではないので、やはり予防が一番大切!ということで今回はフッ素塗布』についてお話します。


<むし歯を予防するには>

むし歯を予防するには、まずはやっぱり日々のブラッシングと適切な食生活が大切ですが、
お口の中の汚れを歯磨きだけですべて落とすことは、テクニックと時間を要するため、非常に難しいですよね?
そこで虫歯予防の一つとして、スズキ歯科では定期的な検診フッ素塗布をおすすめしています。

<フッ素とは>

フッ素は自然にある元素のひとつで、多くの食品に含まれている栄養素のひとつです。
フッ素そのものでは存在せず、ナトリウムと結びついたフッ化ナトリウムモノフルオロリン酸ナトリウムなど
他のものと結びついて存在しています。


<フッ素塗布の効果>

1. 歯の再石灰化の促進 : 唾液中に含まれるミネラルの沈着を促進し、再石灰化を助ける
2. 歯質強化 : 歯の質を強化し、酸から歯を溶けにくくする
3. 酸産生抑制 : ブラッシングで落としきれなかったプラーク(歯垢)の細菌の働きを阻害し、酸の生成を抑える

このようにフッ素は『歯』と『お口の中の細菌』の両方に作用し、むし歯を予防・初期のむし歯を修復します。



<フッ素塗布の方法や回数>

塗布の必要な回数はお口の状態によって異なりますが、1年に2~4回の塗布を継続することで20~40%程度の虫歯の予防効果があるとされています。
スズキ歯科では主に「歯面塗布法」「トレー法」を行っています。

*歯面塗布法
丸めた綿や綿棒や歯ブラシにフッ化物をとり、歯1本ずつにフッ素を塗る方法。
トレー法に比べて短時間で終わらせることができるため、1歳の(乳歯が生えた)お子様から大人まで受けられます。
*トレー法
トレー(マウスピース)にフッ化物を入れたものを口にくわえて、上あごと下あごに分けて各3~4分間フッ素を浸透させる方法。
トレーを一定時間くわえることに耐えられるお子様から、大人まで受けられます。


<フッ素塗布の注意点>

ネットなどでちょっと調べるとフッ素について様々な情報がでてきます。
いたずらに怖がらせるようなものもあり、どれを信じていいかわからなくなりますよね。
どんなものでも100%確実に安全と言い切ることはできませんが、フッ素塗布の場合、歯科医院で歯科医師の管理のもと行った場合は、まず問題ないと言えるでしょう。
わからないことがあればいつでもご相談ください。

また以下のことも気を付けるようにしましょう。

・ 虫歯になりやすい方は生活習慣も同時に見直す
フッ素を塗っても、歯磨きがきちんとできていない場合や、食事をダラダラと食べ続ける習慣がある場合には虫歯になる可能性がありますので注意しましょう。
フッ素を塗ったからと安心せずに、食事やおやつの取り方と適切なブラッシングをきちんと行い続けることにより、はじめて虫歯予防に繋がります。

・ 過剰摂取はしない
一度に多くのフッ素(体重1kgあたり2mg以上)を飲み込んでしまった場合は、吐き気や嘔吐などの急性中毒を生じることがあります。
スズキ歯科では、急性中毒が起こらない範囲の量を用いていますので心配ありません。


<2歳児フッ化物塗布>

スズキ歯科は『浦安市歯科保健事業協力医』ですので、『2歳児フッ化物塗布』を行っております。
フッ化物塗布は一番むし歯になりやすい萌出したての歯の歯質の強化を目的としたむし歯予防として実施しています。

■2歳児フッ化物塗布受診券(2歳の誕生月に浦安市から郵送されます)を利用して、2回を限度に受けられます。

■料金:1回 500円(自己負担)


お子様の大切な歯を守るために、日々の適切なブラッシングと定期的な検診をぜひ行ってくださいね。

                                               スズキ歯科  鈴木 真利子

投稿者: スズキ歯科

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